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今日はお休み。
いつマーが帰ってきてもいいように、どこにも出かけずに家にいた。

とは言え、何もする気は起きない。
近所を捜しに歩く他は、単純なゲームをして時間を潰していた。

ちゃんと看取った時は、その瞬間はとても辛いけど、1秒でも1分でも、時間が過ぎれば過ぎるほど、悲しみは消化されていく。
でもフェードアウトの場合は逆で、ボディブローのように、悲しみは後になるほど効いてくる。
強制給餌はしない、緩和ケアは手を尽くすと決めた時から、遠からず別れが来ることは覚悟していたけど、まさかこんな形でとは思わなかった。


本当に死んじゃったんだろうか。
もう、どこにもいないんだろうか。
部屋の座布団には、まだマーの毛がいっぱい付いている。
ベランダには、マーが吐いた毛玉が落ちていた。
いなくなる直前まで遊ばせていた紐も、かじった跡もそのままに目の前にある。
何もかもそのままなのに、マーだけがいない。

ただ、こうなってしまって、よかったことが一つだけある。
「これ以上悪いことは、この先起こりようがない」という奇妙な安心感。
マーが腎不全とわかってから、病状が悪化したらどうしようと、くよくよ考えていた不安が消えた。
「私が先に死んだらマーはどうなる?」という心配事も消えた。
本当に何もない。文字通り、怖いものなしの心境。
これはこれで、清々しかったりして。


明日で、マーがいなくなってから丸十日になる。
もう十日なのか、まだ十日なのか・・・
よくわからない。






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とうとう、いなくなってから一週間が過ぎてしまった。
最後に点滴をしてから10日以上。
おそらく9割方、もう駄目だろうなと思う。

今日も朝の5時に目が覚めた。
まったく眠れないわけではないんだけど、早期覚醒っていうのかな?
早くに目が覚めて、そのあと眠れない。
二度寝三度寝が得意で、10時間くらい平気で寝ていた私なのにね。(よくマーに、いつまで寝ているんだと怒られた)

睡眠不足のせいか、昼間は異様にハイテンションだ。
そもそも休みの日以外は、昼間マーといっしょにいることはなかったから、違和感もない。
落ち込むのは、帰宅時と起床時。
帰ってきて部屋に入ると、床に置いた爪とぎでせっせと爪を研ぎながらお出迎えしてくれた。
朝、目が覚めて起き上がると、その気配を察して自分が寝ていても起きてそばに駆け寄ってきた。そのあとは私の膝の上に乗って、しばしゴロゴロ・・・
私にとってもマーにとっても、至福の時間だった。

でも最近は、お出迎えをして足にすりすりしてたら抱き上げられて点滴。
膝の上に乗ったら、そのまま点滴。
一番安心できる寝床でまどろんでいたら、無理矢理引っ張り出されて病院。
マーにとっては私も部屋も、隙をみせたら苛められる対象でしかなくなっていたのかもしれない。

もし、もしも、マーが帰ってきてくれたら、もう病院へ連れて行くのはやめようと思う。
自宅輸液だけはするけど、週一回ていどに回数を減らして、それ以外は至福の時を充実させて、静かに看取りたいと思う。


先週の今日はいい天気だった。
太陽の光をいっぱいに浴びて、マーはベランダでうずくまっていた。
「マーちゃん」と呼んだら私のほうを見て鳴いたけど、部屋に入ってこようとはしなかった。そのまま仕事に出かけた。まさかそれっきりになるなんて、夢にも思わなかった。

マーのいない部屋でボーっとしていると、次々といろんなことを思い出す。
こんなことも、あんなことも、と思い出していると、9年間ってそれなりに長い年月だったんだなぁって思う。

明後日の休みの日までに戻ってこなかったら、マーの食器を片付けよう。
どこかで区切りをつけないとね。

部屋がすごく静か。
空っぽ。

昨日は、毎日のように顔を見せるシロネコすら来なかった。
一昨日に「マーちゃんがいなくなっちゃったの。捜して帰ってくるように伝えてくれる?」と頼んだので、もしかしたらあちこち捜してくれてるのかもしれない。

黒猫がやたらに目に付いてしまう。
昨日は職場の裏庭に、マーそっくりのネコが現れた。
思わず、「まさかマーちゃんじゃないよね」と話しかけてしまった。
家の近くの大きな池の傍でも、昼寝をしている黒猫を発見。
最初は「マーがいた!!」と飛び上がったけど、近くで見ると違うネコだった。
気のせいか、幻覚もよく見る。
今朝はベランダを見たらマーが寝ている夢を見た。とてもリアルで、毛並みが少し汚れていたけど、表情はのんびりとしたいつものマーちゃんだった。


もう少し・・・来週の月曜までは待っていようと思う。
丸一週間たったら、そこを区切りにして気持ちを切り替えよう。
・・・出来るかな?
今、金曜日の朝6時半。
昨日の夜に1回、1時間ほど前に夜が明けかける頃1回近所を回ってみたけどいない。
今日でちょうど4日目。
もう会えないのかなと、頭の片隅で思い始めている。

先週の検査では、クレアチニン3.6。
先々週くらいから食が落ちていたから、元気そうに見えても具合はかなり悪かったのかもしれない。
でも同じ病気で死んだグレは、尿毒症の症状が出だしてからも1ヶ月近く生きてたから、まだまだ大丈夫と油断していた。
もしかしたら私が、最期の看取りを怖がっていたから、マーはそんな私の内心を見透かして、自ら去ることを選んだのかもしれない。

ただこうなってみるとわかるんだけど、ストレス的には看取りより、こうして姿を消されるほうが辛い。
微かな物音にもいちいち反応してしまう。
鳴き声が聞こえたような気がして飛び出すんだけど、そのたびに空耳だったとわかる。
家にいても何も手につかない。
一昨日あたりから食べ物が喉を通らなくなった。
眠りも浅くて、今日みたいに5時前に目が覚めてしまう。
煙草の量だけやたらに増えて、なぜか手がすごく冷たい。

このままだと6月の時みたいに体を壊すか、また喀血するかもしれないけど、それもどうでもいいようなことに思える。

もし病院に連れて行ってなかったら、今頃は末期で寝たきりになってただろうけど、その方がよかったような気もする。
あんなに病院を嫌がっていたマーちゃん。
しかも検査だけだから、行っても体が楽になるわけじゃない。
病名はわかってるんだから、点滴セットだけもらいにいって、自宅輸液だけ細々と続けていればよかった。

ごめんね、マーちゃん。

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