今日、クロタンを火葬にして、骨を拾ってきた。
体があるうちは、ぱっと見、段ボールの中で気持ちよく寝てるようにしか見えない。で、いつものように話しかけたり撫でたりしてたけど、骨になってしまったらさすがに
「もう、いないんだ」と実感する。
先週の今頃は、ベランダでマーと追いかけっこをしていたわけだから、今だにこれが現実とはとても信じられない。
マーがお膝の上で丸くなって、クロタンが傍らでうずくまってて、右手でマー、左手でクロタンを撫でながら「怖いくらいに幸せだなぁ。この幸せがずーっと続いてくれたらいいなぁ」としみじみしていたのは、つい半月ほど前なんだもの。
「人生、一寸先は闇」とは、よく言ったものです。私だって、同年代の人の訃報をよく耳にする歳になってるわけだから、いつどうなっても後悔しないよう、きちんと生きていかなきゃね。
と、まあ、私の方はじたばたしつつも少しずつ区切りをつけつつあるんだけど、実はマーのほうが大変なのだ。
落ち着かない、と思ったらいつもより長い時間寝ている、と思ったらもの凄い勢いで家中を走り回る。
このさまをマンガにしたら、フキダシの中に入るセリフは間違いなく、
「お兄ちゃんがいなーい!!」だ。
これを書いてるたった今も、死ぬ二日前にクロタンが寝ていた場所に上がり、熱心に匂いを嗅いだ後きょろきょろしながら一階に下りていった。
そうなのだ。こんな肝心なことを忘れてるなんて、いくらショックだったとはいえどうかしている。
クロタンがいなくなって悲しいのは、私だけじゃない。 考えてみたら、人間を怖がって物陰に引っ込んでいたマーを誘い出して、家に連れてきたのはクロタンだ。マーにとっては、物心ついた頃から傍にいて当然の存在だったわけだ。その相手が、なぜか突然いなくなってしまった。。。
段ボールに顔を突っ込んで、クロタンの体をクンクンしてたけど、生きていた時とは臭いが違うのか、それがクロタンだとはわからなかったみたい。
しかし人間の私でも、その死を納得できずにいるっていうのに、いったいネコに何て言って説明すりゃいいんだ???
今外に出て行った。多分マーにしてみればまた脱走したと思ってるんだろう。それにしてはいつもより帰りが遅いから、捜しに行ったのかもしれない。
これも、時間が解決してくれるのを待つしかないんだろうか。

↑ 顔は背けあってるくせに、いつもつかず離れずでいたありし日のにゃんず。